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2年生生活も残り少なくなったこの時期、慎之介においての個人戦は全て終了で、あとは団体戦が今回含めてあと2試合のみとなった。小学生低学年といっても4年生以下のカテゴリー。3年生1人といつもの2年生4人でのメンバー構成(低学年洗心Bテーム)では多くを望めない状況なのは理解しているが、是非ともこのメンバーで今回はよく頑張ったと胸を張れるような成績をはたし、記憶として刻み込みたいと思っている。
とは言いつつも戦うのは子供達なので、遠くから頑張れ~と念を送ることぐらいしか出来ない訳ではあるが…。

2月28日、試合前日には錬成会が催されていた。申し合わせによる対外練習試合をする会で、お昼前ぐらいに現地に着いたようだ。初戦はなんと本番で優勝しところとの対戦で、中堅で出ていた慎之介は格の違いを魅せつけられ2本敗。「歯が立たない」とはまさしくこの事で、ことわざを実感できたことが国語の成績につながればというところか(笑)。
その後の慎之介、調子は悪くなかったみたいで結局11勝1負3分で初戦以降は負けなしだった。少しばかり得意げに私に話してはくれたが、大事なのはそんなところではない。とにかく、他の2年生と比べても悪い癖が目につくやつで、一生懸命家で練習して直せるよう頑張ってはいるが、いかんせん試合ともなるといつもの慎之介が頭をもたげる。最近は多くの癖がある分、伸びしろが大きいとポジティブに考えるようにしている(笑)。

前回大阪遠征の第11回西善延杯争奪青少年選抜剣道大会の3人制団体勝ち抜き戦では、低学年の部でも200を超える参加チームの中、オール2年生チーム(実質低学年Dチーム)の大将として大奮戦し、4回戦まで駒を進めベスト32に食い込んだ。だが、5人制団体戦では慎之介の結果が振るわない。見返せば、3回戦に壁があるように思うが、その壁を高くしているのが誰であろう慎之介。勝てる相手に苦戦する。勝たなければいけない相手に引き分けてくる。引き分けられる相手に負けてくる。負けても仕方がない相手には当然負ける。いつも5人制の時は慎之介の試合がいつもキーポイントになっている気がするので、慎之介がもうひと頑張り出来たら勝ち上がれる場面が多くなると思う。とにかく個人戦や3人制団体戦の頑張りとはうって変わり、本当に5人制団体戦ではまったく良いところを見たことがない。だが、今回も例にもれず同じだった。

1回戦シードで2回戦からの登場。対戦相手をみて、先生が急遽慎之介を中堅から先鋒に変えた。剣風の相性を考えての変更かも知れない。慎之介なら簡単に2本勝ち出来ると思われていたみたいだが、ところがどっこいそこは慎之介。負ける雰囲気はないものの、やっとのこさの1本勝ち。
3回戦は中堅に戻った。相手のチームは4年生4人と2年生1人。なぜかその2年生が中堅で慎之介の対戦相手。他が4年生との対戦なので、ここで勝たなければチームとしての勝機が風前の灯火となる。ところがどっこいそこは慎之介。試合開始まもなく相手が動いたところ、「ふわっと」手元が上がる癖のある慎之介はそこに「こて」をくらい1本もらう。反撃にでる慎之介は「めん」を取り返し勝負。その後「めん」が決まったかに見えた場面も2度ほどあったが、2回とも2人目の審判の旗が上がらずで引き分け。他の子達が4年生相手に頑張ったこの試合、結果的に慎之介がキッチリ勝っていれば勝ち上がれた試合だった。本人も、「こて」をもらった場面は大反省していた。

個人戦なら勝負がつくまで延長戦をどれだけでも戦えばいいが、団体戦は2分間の中で結果を出さなければいけない。打ち込む形や打ったあとの残心などが綺麗でない慎之介は、本当に1本取るのに苦労する。少しづつ改善せれてきてはいるがまだまだである。

さあ3月14日の第22回NTTグループ東海少年剣道大会が、2年生最後の大会。低学年の部はなく小学生の部しかないので、1回戦負けが必至の大会だが、たとえ5・6年生が相手であったとしても、向っていく姿を見せて欲しい。

「愛知洗い人」 木村 照臣

(株)木村クリーニング

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