私たちにとってよくある依頼の1つですが、
スッと線のようについたインクと、ドンとついたインクとでは全く別物のシミ抜きになります。
昔テレビで(テレビチャンピオンの企画(?))、ボールペンのインクが一番無くならないボールペンはどれだみたいなことやってました。
ボールペンを機械で書き続け、昼から夜中になってもボールペンの芯のインクが無くならなくて、司会進行役のタレントさんの方が時間切れで、どんどん居なくなるなんてことになってました(笑)。
あれだけの細い芯で、想像を越える程の文字数がかけることの証明でもありますけど。
ほんの少しのインク溜まりに見えても、シミ抜きをすれば無限の如くそれは広がります。それらを流すために、実は薬品を大量消費します。
ほんの少しのインク溜まりだとしても、それなりのお値段になるのは致し方ないのです。
3~4cm程度にもなれば、もはや買い直した方が良いまであります。
家で洗って半分ぐらい落ちたけど・・・。
実はこれは一番やって欲しくないことです。落ちた分は良いのですが、残ったインクはより繊維の奥に入り込み落ちにくくなってます。
「愛知洗い人」木村 照臣