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今回のご依頼は「母からいただいた『風呂敷』ですが、シミが付いているので落とすことはできますか?」とのことでした。 風呂敷は字のごとく、お風呂に入るときに敷く布で、布の上で身支度を行い、脱いだ着物を包んだ際に間違えないために目印となる家紋を入れたとされております。 近年では、色目や柄のオシャレな物が販売されており、本来の使い方だけでなく、贈答品を包んだりと様々な場面で使用されております。 包み方も工夫されており、瓶のような割れやすいものも上手に包むことができます。 家紋の入ったものは、その家で代々受け継がれ使用されており、染め抜きのものなど高価なものが多いようです。 今回の風呂敷も母からいただいたもので、大判のサイズはなかなか手に入らないことから、大切に使いたいので目立たないようにしてほしいとのことでした。 生地自体は傷んでおりませんでしたので、復元再生加工でシミの除去を行い、元に近い状態に戻すことができました。 愛知洗い人では、生地の状態にあった方法で、お客様のご期待に沿えるよう努力させていただきます。 困った時は「愛知洗い人」にご相談ください。