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2月の後半を過ぎましたが、まだまだ寒い日が続いています。
市内に在住のお客様から染抜きの依頼がありました。
「暖かい国へ旅行に出かけて昨日、帰国したんです。
旅先で着用した衣類の整理をしていたらジャケットの裾の裏側に、
何かが付いていたんですけど何時、染みを付けてしまったのか
全くわかりません。」
旅行中に、このジャケットを最初に着用した日から数えて帰国後に
染みに気が付くまでに約3週間近くが経過しているというお話でした。
この赤茶色の染みをよく観察して、先ずは基本的な手順で染み抜き処理を
試みたところ、何かの色素を含んだ物に触れて付いた染みと思われます。
色素を除去するのに適した染抜き剤を幾つか使用した結果、効果のある
薬剤が見つかりましたので、無事に染み抜きを完了しました。
今回の事例は、はっきりと目に見える形での色素系の染みでしたが、
時には、初めは目に見えなかった物が空気に触れたり光が当たる事で、
発色してくる場合もありますので染みに気が付くまでに、
時間が掛かる事もあります。
着用後の点検とお手入れは早めに行うことが大切です。
このような時、染みでお困りの際は愛知洗い人のお店へご相談ください。