（金曜コラム）全国選抜国体強化　第47回久枝剣道大会

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お正月は2・3日と愛媛で行われる久枝大会。その為慎之介とお母ちゃんは、横浜のお爺ちゃんお婆ちゃんの家をトンボ帰りするかの様に、元日の16時には新横浜駅発の新幹線で名古屋の自宅へと向かいました。

 

帰る前には、横浜ベイシェラトンホテルで豪華ランチビュッフェ。お正月ならではの滅多にお口に入ることのない料理でお腹を満たせば、獅子舞も会場で正月の雰囲気を盛り上げます。

 

新幹線の時間まで多少時間がある中、慎之介が心を爽やかにしたいと言い出し、横浜コンチネンタルの先の海を見たいとのことです。もう横浜から帰らなければいけない、そんな寂しさも混在しているようです。

 

さてこの久枝大会、全国より強豪道場が集まります。みなお休みの時期ともあって、我が道場にとってなかなかお目にかかれないようなところも来ています。

 

午前中は個人戦、午後から団体戦のスケジュールです。先週なにかを掴んだと言っていた慎之介。是非優勝という形で表して欲しいな～。

 

個人戦は2回戦から登場し4回戦敗退のベスト16。先週と打って変わって、慎之介の悪い部分ばかりが目立ちます。やはりこれでは勝ち進めません。

 

相手がちょいと強いなと感じれば慎重になるのかもしれませんが、剣道の内容がそれまでとガラリと変わってしまいます。

 

大胆さみたいなものが影を潜め、まるで小心者かのようです（笑）。そうなると余計に悪い癖が顔をだし、勝機が失われます。

 

相手は強かったと認めながらも、慎之介自身不甲斐ない内容と結果で終わってしまった個人戦でした。

 

気持ちを切り替えて、団体戦に挑むしかありません。

 

一方凛之介とは依然横浜に留まり、八景島シーパラダイスでパラダイス（笑）。

 

ルアーでのブラックバス釣りをTVで観て以来、どうしても釣りがしたいと言ってはいきなり園内にある釣り堀に直行。銀シャケを4匹釣りました。

 

釣りは前から好きなようで、とか言っても釣り堀の釣りしか知りませんが･･･。どうやら今度の誕生日には釣りセットを勝ってもらうと決めたようです。

 

剣道も素人の私ですが釣りも素人な私で、とても本格的な釣りに連れて行ったあげることは出来ないのだけど･･･。どうしましょう（笑）。

 

その後は水族館に入るも、イルカショウーと深海を撮影したドキュメンタリー映画、人数限定の白くまとセイウチに餌をあげられるバックヤードツアーのみ。お魚さん、まったく見もせず（笑）。

 

水族館を出た後は、遊園地の乗り物や15分程度のクルーズ船に乗って八景島シーパラダイスを満喫。後はお兄ちゃんの良い知らせを２人で待っていました。

 

そんな私と凛之介が良い知らせを待ちわびている中、慎之介がやらかしてベスト8のメールが届きました。またやっちまったのか～が一番最初に思ったこと。

 

ビデオを観れば、雰囲気が個人戦の慎之介のままな感じ。どこか自信なさげなさま。

 

気持ちが入れば真っ直ぐ竹刀が伸びていくことが徐々に増えてきた慎之介ですが、この日は右半身が前に出て、左腰がまったく入っていませんでした。

 

右半身が前に出る斜めな構えになれば、右手で竹刀を引っ張り上げるいつもの悪い慎之介しか出てきません。しかも相手から間合いを詰められ、完全に後手を踏んでます。

 

最近少しずつ良くなってきているな～と思った矢先に、またこんな慎之介を見るとは･･･。やはり家での練習と本番では、全然別物ですね。

 

しかし慎之介の気合の入らなさ、もしかして気合を入れているつもりかも知れないが、それでもまったく見えないオーラの無さ。透明人間かの様（笑）。

 

先週なにかを掴んだと言っていましたが、私には何を掴んだのか理解できました。

 

溺れる者は藁をも掴む（笑）。

 

「愛知洗い人」木村　照臣