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内田杯前日の9日は、道場連盟研修会の日でもありました。全国大会の愛知県予選組み合わせ抽選会も行われる予定で、いよいよ今期が本格始動したなと感じます。

 

今年の慎之介も予選に挑みます。予選突破はもちろん大前提ですが、後輩のためにも来年度の優先シードが与えられるベスト4を目標にしたいですね。難しいことは承知しておりますが、目標は誰でも自由に立てられるので・・・(笑)。

 

高学年の多くのチームが予選に挑むメンバーだった思いますが、慎之介は低学年Aチームで出ました。県外からの参加もあったようで、あくる日の内田杯に向けて前日乗り込みなのでしょうか。

 

その中には恒例の兵庫印南さんも来ていました。研修会が終わったあと、急遽残って17時ぐらいまで練習試合をやりました。2年生時から交流のある印南さん。今の4年生の実力が折り紙つきなのは十分わかっていて、印南さん倒さずして優勝はありません。そして、やはり容易ではない事を再確認する場となりました。

 

慎之介は11勝1敗2分。チームとしても個人的にも、高学年Aチーム相手にも互角に戦えていました。

 

1年生になった凛之介は、8勝1敗3分。ちょっと信じられないほど良かったです。年長時は防御ばかりの剣道でしたが、堂々と「メン」を打てるようになってきました。凛之介と2年生3人の構成でしたが、チームとしても6勝2敗1分で、戦えるようになってきました。勝てるようになってくると、練習にも気合が乗ってくるのではないでしょうか。

 

さて内田杯当日、慎之介は「優勝してくる。」と言って家を出ていきました。当道場主催の第1回目の大会。低学年Aチームのメンバーとして、優勝しなければと義務的に思っていたみたいです。

 

前日みんなのお迎えで会場に到着した時、ちょうど研修会で印南さんとやるところでした。そして負けた慎之介を観て、「1・2・メン」と打つところを「1・2・コテ」で合わされて負けていた気がしたので、「1・2・・・メン」とタメを作って打つように午前中の錬成会で試して来いと言いました。

 

おかげさまで、午前中の慎之介は絶不調だったらしいです(笑)。よくよく考えれば、先生がついてアドバイスして下さるのに、素人の私が余計な事を言うのは止めようと心に誓いました(笑)。

 

内田杯はフリーオダー制でしたが、低学年Aチームは最初から決まっていました。決まっていなかったのは凛之介のCチームで、錬成会も凛之介と3年生の6人で回していたので、どのメンバーで試合に挑むかを師範長に聞きに行けば、最初はオール3年生ということで決まりました。

 

試合に出たくて出たくて仕方がない凛之介は涙目になっていたらしいです。師範長が「凛之介どうした。元気が無いな~。」と声を掛けてくれたらしいのですが、そりゃ師範長・・・(笑)。

 

3年生も戦えるメンバーが5人揃ってきたので、1年生の凛之介は、今後は2年生達とチームを組むことが多くなると思います。そして1年生も今4人になったので、Aチームになった時には大いに活躍して欲しいですね。

 

さて午後の内田杯のトーナメント戦です。本番の試合になれば、午前中絶不調だった慎之介も本来の姿を取り戻してくれたようです。

 

決勝に上がってくるであろう京都太秦さんか兵庫印南さん。どちらが来ても少々洗心Aチームの方が部が悪いかも、そんな錬成会の内容とのことでした。

 

そして決勝に上がってきたのは印南さんでした。決勝戦の内容はとても激しいもので、勝つも負けるも2本、2-2で代表者戦となりました。

 

「代表者戦に慎之介どうだ。」となったとき、慎之介も「俺が行きます。」と返事をしたようです。

 

少し話は脱線しますが、慎之介はクラス代表委員に立候補して代表委員になったようです。昔で言う学級委員長のようなものでしょうか。同級生と比べても少しばかり精神年齢が幼かった慎之介でしたが、ここに来てぐっと成長しました。剣道の厳しい練習でつちかってきた精神力が、ここに来て表に出てきたようです。

 

3年生時の最後のテストも全教科の平均が95点で、ついに私の小学校時代の点数を上回った感じです。そうか、やればできる子なんだ~。やらない時の点数は酷い、酷すぎるってな感じでしたが(笑)。いや、でも今回はまぐれかも(爆)。

 

話は戻りますが、決勝と決勝代表者戦ビデオの中の慎之介は100%の慎之介ではなく、120%の慎之介に見えました。大会において100%の自分を出さなければ、そうそう簡単に勝てるものではありませんが、準決勝・決勝ともなれば100%でも難しい。いつも以上の自分をどれだけ出せるか、そこが勝敗を決めるのだと思っています。

 

だからこそ、今ある自分の限界を打ち破るのはこのような場面なのだなと思います。試合の後いきなり強くなっていることが起きる、昔師範長がそんな事を言っていたのを思い出しました。

 

代表者戦でチームの優勝を決めた「メン」の一打は、みんなが喜んでくれた一打になりました。優勝してくると言っていた慎之介、その優勝を慎之介自身で決めてきてくれました。それにしても最近少しだけ慎之介が頼もしく見えてきました。少しだけですよ(笑)。

 

そう言えば先鋒のN君が、持てる力を試合で発揮できるようになってきました。チームとしてもとっても大きなプラスです。N君の大きな課題だっただけに、私としてもとっても嬉しいです。

 

そして最後に、本当に激しかった決勝戦。そしてBチームの頃は決勝という大舞台で戦うことに憧れていた慎之介。今回の決勝の様な戦いを、後輩の子達に観てもらえたことは大事なことだったと思います。

 

きっと来年のこの舞台には、今の後輩の3年生達が立っている事でしょう。

 

「愛知洗い人」木村 照臣

(株)木村クリーニング

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