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小学校の授業参観日があった。母親はともかく、父親まで来ているところは決して多くない。時に思う。さすが自営業(笑)。
この日の4年生慎之介の授業参観日は、「1/2成人式」と呼ぶらしい。私たちの子供の頃には無かった行事だ。それでも「1/2成人式」とやらが存在することを知っていたのは映画を観ての知識だったが、今日がそれだとは思いもよらなかった。
10年間育ててくれてありがとうの感謝の気持ちと、自分たちの成長を発表する場が「1/2成人式」となる。
感動で涙する親御さんもいたように思うが、初めて担任を持った若い女性の先生の方が泣いてた。残り少なくなったこの時期に、初めて責任の重い担任を持ってここまで来たとの思い、そしてみんなの成長と同時に寂しさも感じていたようだ。
そんな先生は、みんなにサプライズ映像も用意してくれていた。
そんな中ごく平凡な発表で終わった慎之介だが、人前でのもじもじが無くなった部分はしっかりと成長したところであると認識した。
教室の後ろには、それぞれが描いた今年一番印象に残ったことの絵が飾れてある。楽しかったこと、嬉しかったこと、みんなのそんなポジティブな感情が伝わってくる。
しかし、こと慎之介に限っては、唯一ネガティブな絵が描かれていた。
「悲しみの夜」
横浜のお爺ちゃんお婆ちゃんの家での、楽しい楽しいお正月。しかし慎之介は直ぐさま名古屋に戻らなくてはならない。
それを受け入れてはいるものの、やはりもう明日には帰らなければいけないという感情は、「悲しみの夜」として心に残っていたのだろう。
慎之介のそんな気持ちは十分すぎるほど分かる。だから今年は成人式の連休時に、お叔父ちゃんお婆ちゃんに名古屋に来てもらった。
1年生凛之介と言えば、淡々と「あやとり」を披露してくれた。何人も「あやとり」を選択していたが、そこは凛之介。1人みんなとは違う技をやってのけた。
う~ん、やはり慎之介と比べても凛之介は心配事が少ない。あまりにも想像通りに事の運んでいる凛之介の授業参観は、書くことがない(笑)。
さて、3月4~5日と、山梨は森島旗に慎之介は行ってきました。
東日本を中心に強豪道場が多数参加します。もちろん関西やそれ以上に遠いところからも、森島旗に参加したいとこぞって来ます。そんなレベルの大会です。
慎之介は洗心道場Bチーム、東院剣友会先鋒で出場しました。
一時期少し良くなったかな~と思った構えが、いつの間にか元に戻っている感じです。内容の悪さは全てそこに原因があるように思います。
以前なら例え相手の方が強くても、慎之介なら何とかしてくるのではとの雰囲気があったと思うのですが、そんなものも感じられなくなって来ました。
最近は1本もらうことが多くなり自信も湧かない。そしてやっぱり苦戦する、あるいは負ける。完全に悪循環に陥っています。どこかで負の連鎖を断ち切らないと・・・。
試合の方は1回戦慎之介が負けたもの、次鋒が2本勝ちししてくれてそのまま本数差で逃げ切り。しかし2回戦はオール引き分けで代表者戦にて負けました。
後ろが頑張って引き分けているだけに、やはり前で勝たなければ勝機が見えてきません。慎之介の責任は重いと言わざる負えません。
少し前の話だが、関西選抜の決勝戦。後が無くなった中堅慎之介も負けて、チームの敗退が決定。凛之介がこんな時だからこそ、中堅慎之介は勝って来てくれると思ってたと「ぼそっ」と言った。
凛之介がそう思っていたように、いつも格好良いお兄ちゃんでいなくちゃ!
「愛知洗い人」木村 照臣