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愛知県剣道会において、少年少女の年末の風物詩と化していた嘉章旗でしたが、今年度は年始の1月7日に行われました。

 

各年代男女別で行われる個人戦は、愛知県チャンピオンを決める大会とも言われております。

 

この大会に相性の良い慎之介と凛之介は、それぞれ3連覇・2連覇を目指し出場しました。また凛之介は学年縦割り団体戦、先鋒の2年生以下の代表にも選ばれ、そちらにも出場しましす。

 

まずは4年生慎之介です。

 

とにかく慎之介にとって特に相性の良い大会で、1年生時に準優勝させて頂き剣道に対して自信みたいなものを得、2年生時は個人戦初優勝を飾り、3年生時は優秀選手賞まで頂きました。

 

3連覇を目指した大会で、最近はいつも以上に好不調の波が激しい慎之介ではありますが、絶対勝つとの自信を持って挑みました。

 

4年生男子の部の初戦からの戦いは、優勝までオール1本勝ちの昨年よりも安定していたように思います。2本勝ちで勝ち進んでいく様に、私の中で今年も行けるかもと思ったのは事実です。

 

今日の感じで、まさか準々決勝で負けるとは思ってはいませんでした。もちろん強い相手であるK君でしたが、試合内容的もどこかで1本取れる雰囲気が十分あっただけに残念です。

 

押し気味に試合を進めていたように思いますし、それほど危ない場面も無かったように思います。

 

途中「コテ」で審判の旗が1本上がりましたが、2本目上がらず。ビデオで見返しても「コテ」をしっかり捉えてる様に見えますが、やはり「声」が小さかったのでしょうか。

 

心技体が一致しなければ1本にならないのが剣道。普段から声を出せと言われておりますが、こういうところで響きます。

 

試合に負けて泣いていた慎之介。負けて泣くぐらいなら、普段から先生方から言われていることをしっかり直して欲しいところです。

 

結果的にK君とは勝ったり負けたりの関係、良きライバルであることは間違いないです。

 

次は凛之介です。

 

昨年は年長ながら、幼年1年生男子の部を完全なるまぐれ優勝した凛之介。しかし今年は1年生で挑む大会。優勝の二文字しか見えていません。

 

昨年2回戦で当たったK君。互角の戦いでしたが運良く凛之介が勝利。後で知れば彼も年長さんだったらしく、そんなK君との試合が最大の山だと思っておりました。

 

そして、その山は決勝戦でした。やはりK君決勝まで勝ち上がって来ます。

 

そんなライバルとの戦いとなった決勝戦。早いうち1本取られました。合わせにいった「相メン」でやられます。

 

そこからもう一段階ギアを上げた凛之介、1本取り返しに猛然と攻めに出ます。自分から打ちに行った「相メン」で、今度は凛之介に旗が上がります。

 

1本取り合い延長戦へともつれます。最後はまたも「相メン」。相手が中に入ってきたところで打ち合いになりましたが、微妙に凛之介が早かったようです。ビデオで観ても本当に微妙で、よく凛之介に審判の旗がスッパと3本上がったなという感じです。

 

凛之介は相手から入ってきた分、もしかしたら「やられた?」と自分自身で思ったほどのきわどさでした。

 

凛之介にとって良きライバルのK君との対戦は、今後も死闘となるのだと思います。K君には絶対負けない、そんな気持ちでこれからも稽古に凛之介は励んで行けるのではと思っています。

 

その後3年生以下の優勝者によるトーナメント戦がありましたが、2年生男子のS君と対戦。やはり昨年のこの大会での勝利がまぐれ勝ちであることを証明するかのような敗戦。

 

しかし、この日一番の動きを凛之介はしていました。応じ技中心で対抗し、自分からも積極的に打っていく場面も多数ありました。待つばかりだった去年の凛之介とは明らかに違います。来年はそんなS君と互角に試合が出来るよう、目標としていきたいと思います。

 

そして洗心胴をつけての縦割り団体戦。各年代の道場代表でオーダーを組む戦い。道場の威信を掛けての戦いと言っても過言じゃないと思います。

 

それをしっかり理解している凛之介は、試合前ド緊張していました。あれほど代表に選ばれて喜んでいたのに、誰か代わって~と言い出す始末(笑)。

 

基本各道場の2年生エースとの対戦でしたが、更に動きが良くなった感じです。先鋒戦全勝で決勝戦を迎えます。その決勝の相手は自分より上と理解している状況でしたが、いい「コテ」が1本入りました。

 

開始12秒での1本。あえて言うなら、1本取った時間帯が早すぎました。そのまま逃げ切るには残り時間がありすぎ(笑)。やはり「抜き胴」で1本取り返されます。その後は何とかこのまま引き分けに出来ればとの感がありありの中、価値ある引き分けをもぎ取って来ました。

 

2年生相手に十分先鋒の役割を果たせた凛之介。見事に団体戦優勝を飾り、最後はやはり2年生以下代表として出場して嬉しかったの印象に変わります(笑)。

 

今回は横浜からお爺ちゃんお婆ちゃんも応援に来てくれました。試合観戦は凄く楽しかったとのこと。めっちゃドキドキしたようです。ちょっとだけ慎之介が残念でしたが・・・。

 

9日は洗心錬成会も行われましたが、次週にしたいと思います。

 

「愛知洗い人」木村 照臣

(株)木村クリーニング

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