画像を拡大する | 画像を拡大する |
「ブラウスの襟が黄ばんでしまったので綺麗にして下さい!」との依頼を受けましたので、
「汗染みによる黄変のようですね。ハイ、承知いたしました。!」と品物をお預かりしました。
汗に含まれる皮脂とタンパク質による黄変であろうと思い何時ものように、
皮脂を油性の染み抜き剤で処理を行い、水溶性の汚れとタンパク質の染みを
処理した後に、酸素系漂白剤を用いて、染抜きの最終工程へと進めて行きました。が、
今回は、漂白剤を使っても何故か黄ばみが完全には消えません。他の薬品を試したところ
金属の錆を処理する薬品に効果がありましたので、これにより染抜きを無事に完了しました。
今回の事例は、汗染み以外に金属の錆も染みとなっておりました。
どうやら、ネックレスを身に着けられていた様ですので、汗の中に金属の成分が溶け込み、
錆となって現れたと思われます。
このような事例は襟だけに留まらず袖口でも腕時計やブレスレットなどが、
原因で起きる場合もありますので注意が必要です。
染みや汚れでお困りの際は愛知洗い人へご相談ください。