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4年生慎之介は、10月29日30日と埼玉に遠征に行ってきました。朝5時前には家を出ていったようです。
今回のこの解脱大会は、いつもなかなか予定が合わず参加出来ていなかった大会らしく、今年はやっと参加出来るとなったそうです。
大会前日には、当道場の先輩方が進学した埼玉は本庄第一高等学校出稽古に赴き、先輩方と久々の対面となったのではないでしょうか。
小学4年生の慎之介が高校に出稽古とは、なかなかピンとこなかったかも知れませんね。それでもまれに慎之介とどんな高校に進学したいかと話すこともあり、何か感じたものはあったと思います。
慎之介は、少なくとも私のいった高校より上には行くと豪語してお父ちゃんを見下すつもりでいますが、さてどうでしょうか(笑)。まあ、お母ちゃんの高校レベルにいったなら完敗を認めてやりますがね。
じゃなきゃ、負けは認めん(笑)。
さて今回の解脱大会は、小学4年生から中学生までの縦割り7人制団体戦です。縦割りの団体戦時の慎之介はいつも調子が良く、チーム勝利の原動力となっていたので、今回も期待したいところです。
しかし関東での試合とあって、ほぼ初対戦の道場と対戦相手ばかり。今までとは何か違った雰囲気で緊張感があったかも知れません。
1回戦・2回戦の慎之介は2本勝ち。3回戦ではなかなか1本取れないな~と思っていたら、終了間際フェイント気味の「メン」でやられました。残り時間が少ないと分かっている中、直ぐさま打ちにいったところを逆に「デコテ」頂きました。2本負けです。
いつもの慎之介のパターンを相手にやられました。完敗です。相手の子は夏の富士山杯にて中堅で出ていた子らしく、この時はてっきり5年生だと思っていたらしいですが、まさか4年生とは・・・。
今後、要チェックです。
4回戦では再び2本勝ちして、後に引きづらなくてほっとしました。
そして準決勝は、あの常勝東京東松館さん。もちろんここが最大の山場でしたがここで敗退、3位の成績でした。
慎之介はあまり緊張するタイプではないはずですが、この時ばかりは手足が震えるほど緊張したと言っていました。完全に相手チームの名前に飲み込まれている感じです。
動きもやはり少し硬かったでしょうか。結局引き分けでした。
慎之介は「相手は絶対本気じゃない。」と言っていました。手を抜いているとの意味ではないそうです。引き分けで十分だと思っていると思うとの意味だそうです。
実際本人に聞いてみなければ分からないことですが、とにかく今回はやりにくかったと慎之介は言っていました。一度出稽古で対戦しているだけに、余計にそう感じたのでしょう。
しかし待てよ!一度対戦しているなら相手をまったく知らない訳じゃないじゃないか。どうして手足が震えるほど緊張したのだろうか。
今回、関東遠征に行って分かったことは、慎之介はここでも十分戦えるということ。しかし勝負に対するどことない不安が不必要な領域までの緊張感をもたらす。
もっと稽古を積んで、稽古で得た自信を構えで表現出来るようにならなければ・・・。気で押して威圧して、勝負が始まる前から勝たねば・・・。
とにかく打ちも軽いと言われているので、姿勢・構え・左手打ちの3点を意識し、毎日タイヤ打ち500本の家練習をしております。
効果が出るのはいつのことでしょうか(笑)。
あれ、勉強は・・・(笑)。
「愛知洗い人」木村 照臣