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8月10日の水曜日、平日ではありましたが愛知県体育館で行われる今大会は、地下鉄市役所駅から直ぐの場所。当本店工場も瑞穂区役所駅から秒単位の場所で、30分もあれば会場に行けます。
午前中の仕事が終わり次第、観戦に行こうと決めていました。夕方からの仕事にも間に合うのではとの計算もあります。
先鋒4年生以下・次鋒中堅は小学生・副将大将は中学生で組む変則的な団体戦ですが、逆に道場の総合力を試される大会になります。4年生慎之介は洗心チームの先鋒で出場です。
先鋒が4年生以下縛りの岩倉市少年剣道大会と同じく、複数チーム出ている場合は別としても、基本先鋒は4年生エースとの対戦で、やはり慎之介の試合はドキドキします。
小学生1分30秒・中学生2分といつもより試合時間が短い大会で、特に中学生は引き分けが多くなるかもしれないから前が勝負だぞと、そんな声も聞こえて来てよりドキドキしちゃいました。
只今、先生方から散々言われている姿勢改良中の慎之介ですが、家での練習では少しずつ理解し始めています。綺麗な姿勢で「メン」を打てばもう一つの大きな課題の足捌きも、何も考えなくても中段の構えの足から中段の構えの足へと出来ています。
私が試合を観に行きたかったのは単なる応援だけではなく、慎之介の試合での癖の直り具合を観たかったからでもあります。
家に帰ってビデオを見返せば、ところどころ練習の成果が出ている部分もあったように思います。先生はどう感じたのでしょうか。
今までが0で満点を10とするなら、1~2ぐらいの感覚でしょうか。最初の1歩を踏み出したとでも言うのでしょうか。ちょい前と比べても少し良くなったような場面も確かにありました。
試合の方はいつもより30秒短い時間の中でも、それでも勝ちを収めていきました。前日の道場での4年生以上総当たり戦でも調子が良かったらしく、自信を持って出掛けて行きましたが、結果もそれに見合った感じです。
しかしベスト8まで勝ち進めば相手も強敵揃い。東院剣友会の同門I君とはやはり同門らしく、お互い知り尽くしているが故にやりにくそうでしたね。予想通り引き分けでした。
この同門東院剣友会とは大将戦で追いつき、その大将が代表者戦で勝利して勝ち上がりです。
さて準決勝・決勝と進む訳ですが、私的には慎之介の一番出来の悪かった試合がその2つです。愛知県内における4年生で、同門共に常に個人優勝を争う超強力ライバルとの対戦に、意識しなければいけない全てのことが頭からどっかに行ってしまったような内容でした。少なくとも私にはそう感じた試合でした。
勿論のんきに頭の片隅に何かを思い浮かべながら戦って勝てるような相手ではありませんが、余りにもいつもの慎之介に戻ってしまっているので、勝って来たと言えどもため息が出るような感じでしたね。
本人は1本取った後の両試合とも、無理に自分から攻めずに捌き技で対処するつもりだったようですが、大きく2~3歩で間合いを詰めては超近間まで接近しているので、相手の打ちに対して捌ききれていないのです。しかも開始線から斜め前に出て体の軸まで捻れてしまっています。ほんと準決勝・決勝はいつもの悪い慎之介100%でした。
無論、それまでの試合もさほど変わらないのかも知れませんが、準決勝・決勝はそれが特に目につきました。
具体的には、準決勝ではそこで1本返され、決勝も非常に危ない「メン」を打たれました。しかしながらビデオで自分の姿を観た慎之介は、いかに今回のことが駄目な事なのかを理解したようです。今回の試合では、慎之介にとって一番の収穫だったかも知れません。
よくよく考えれば、慎之介が1本もらう場面はこれに類似した状況が多いように思います。とにかく正しい姿勢で立って少なくとも最初の一歩は小さく真っ直ぐ前に出る。以前のビデオで観た試合でも、とにかく真っ直ぐ前にと何度も先生が叫んでいるのを聞いています。
それでも試合の方は、準決勝は慎之介の上げた1勝で逃げ切り1-0で勝利。決勝も慎之介の2本勝ちの1勝で逃げ切り1-1の本数差で勝利。初めて慎之介の団体戦優勝を生観戦することが出来ました。
にしても準々決勝からの大将H君凄かったです。高性能6速トランスミッションのトップギアでの戦いは流石だなと思っていたのですが、決勝戦で1本取られてこのままではチームが負けるとなった時からのH君は、6速ではなく最新型8速トランスミッションだったんだと感じた瞬間。残り時間が少ない中、1本取り返して来たその姿には鳥肌が立ちました。
大会の次の日からは子供達にとってはお盆休み。11日は長島スパーランドのプールで遊び、12日からは横浜のお母ちゃんの実家に慎之介・凛之介共行きました。とくに慎之介にとって横浜で3泊もするのは久々のこと。とっても楽しみにしていたようです。
ちなみに私はお仕事があるので・・・。
子供達がいないとちょっと寂しい(笑)。
「愛知洗い人」木村 照臣