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愛知県道場連盟少年剣道大会は、武道館で行われる全国大会愛知県予選を兼ねております。平均3.8年生の構成だった去年の光雲剣友会。奇跡に近い予選突破から1年が経ち、平均4.6年生で挑む東院剣友会の先鋒で慎之介は出場しました。
昨年、東院はベスト4に入り、先輩たちのおかげで今年の東院は特別シードで2回戦からの登場。初戦がいきなり予選突破のかかる試合となりました。負けたとしても敗者復活に回れます。
試合前の慎之介は、珍しく緊張感を表していたように思います。緊張していてもなかなか表には出ない奴ですが、全国大会の予選はやはり特別感があるのでしょう。会場もピーンと張り詰めた感じもありました。
どんな相手からも1本取れるようになってきましたが、その反面1本取られることも多くなったように思います。先鋒で出る慎之介には、とにかく頭だからやかさないでと願っていましたが、開始1分20秒ぐらいのところでやらかしました。
せめて1本取り返して引き分けでと思っていましたが、2本取ってきて勝っちゃいました。もう少し俺の心臓のことも考えて試合して欲しいです(笑)。チームも3-0で勝利して、無事に全国大会出場を決めました。
3回戦も慎之介は1本取られ、せめて引き分けにして~と思っていましたが、今度はそのまま負けました。終了間際に「コテ」が入ったように見えましたが、1本しか旗が上がらず。
慎之介自身は完全に有効打突だと言っていましたが、審判2人が無効を表したその理由を自分自身で考えて欲しいですね。何せ、素人の私には解りません(笑)。
試合は慎之介の入ったか入らなかったかの一打が勝敗に響いたかたちとなり、本数負けでした。もう少し上に行けるのではと思っていたので、残念な結果に終わってしまいました。しかし今回の最低限の目標はクリアーしているので、とにかく一安心しました。
一方凛之介は予選に出ない子達のトーナメンント若鯱錬成会低学年の部に先鋒で出場しました。3年生の主力1人が予選に回ったため、3年生チームでしたが1年生凛之介にも出番が回ってきた感じです。
ほかのチームも主力の4年生が予選に回ったりで、完全な低学年Aチームばかりという訳ではありませんでしたが、洗心も4年生は予選や高学年の若鯱に出たりで、低学年は実質Cチームでした。
それでも今の3年生は伸び盛りの子が多く、4年生とも堂々と渡り合える実力があります。その中凛之介も頑張りました。
3回戦ぐらいになれば、やはりどこも強いチームばかりになってきます。先鋒が1年生なんてことはありませんでしたね。特に相手が4年生ともなると体格差が歴然としていて、なんか勝敗以前に試合になるのかと心配するほどです。
簡単に負けるならまだしも、凛之介はそんな気はさらさらありません。頭1つ以上大きい子にも堂々立ち向かっていく姿には、親の私でも感動を覚えます。
ライン際で力一杯押されて体ごと吹っ飛ばされても、それで臆することはありません。そんな凛之介の頑張りに、周りの人達の声援が自然と大きくなっていく感じがしています。
反則2回で1本取られた試合も、「メン」で1本取り返して引き分けにしてきました。準決勝・決勝とさすがに凛之介は負けてしまいましたが、後ろが凛之介の分までと本当に頑張ってくれます。
決勝は武徳館さんでしたが、代表者戦にまで持ち込みました。惜しくも準優勝で終わりましたが、1年生凛之介初め、今の3年生が初めて団体戦で表彰台を勝ち取った記念すべき大会となりました。
凛之介はお爺ちゃんに早速準優勝の報告。ご褒美の外食をおねだり。後日、ひつまぶしを食べに行きました。上ひつまぶしを1人前食べてしまいます。
最近、お爺ちゃんの財布が悲鳴を上げています(笑)。
「愛知洗い人」木村 照臣