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優勝を取りに行った9月13日に行われた今大会。組み合わせより、順当に行けば準決勝で当たる和歌山の広川さん、決勝では岐阜の緑苑さんとの試合が壁となるであろ予想した大会。やはりその通りでした。
5月の和歌山遠征にて決勝で敗れた広川さんと、洗心錬成会や出稽古にも来て頂いていて、個々の力関係も把握している緑苑さんは、どちらも容易でないことは分かっていました。
特に緑苑さんは強力な4年生4人と、その4年生にも負けないほどの3年生1人の構成で、3年生3人と4年生2人の我が洗心低学年Aチームと比べても、既に平均年齢が違います。私が思うに、全国的に見ても指折りの今期最強低学年チームの1つだと思います。
とは言え、試合となればそんな事は関係ありません。錬成会などでは互角、スコアー的には勝っていたりもしたので、後は本番で3年生と4年生の差をどうやって埋めていくのかが鍵となっています。
順当に勝ち上がった洗心低学年Aチーム、先鋒の慎之介は内容的にいまいちの感じでしたね。前回の試合の方が出来は良かったと感じました。
それでも準決勝の広川戦ではなんとか引き分け、チームも勝利して決勝に駒を進めました。5月のリベンジを果たした格好です。
そう言えば、関西方面には多いらしいのですが、やはり頭を取りたい先鋒にチームNO.2を持って来ることが多いそうですが、今回の決勝で当たる緑苑さんも、慎之介曰くNO.2だったそうです。
慎之介に決勝戦も勝ちにいったのかと尋ねると、「勝ちにいった!」と言っておりました。ビデオで見ていても「やはり強い!」と感じる相手でしたが、「引き分けでも良いとは考えなかった?」と聞けば、「とにかく勝ちにいった!」との事です。
準決勝より試合時間が3分の中、その時間もあっという間に過ぎてしまいました。結局1本負けをしましたが負けたそのこと事態より、師範長の「慎之介なら勝てる。」の期待に応えられなかった方が辛かったです。チームも1-3で負けてしまいました。しかし、チームの敗戦よりショックだったのが、個人的に4年生日本一だと思っているうちの大将が逆転負けを喫した事の方がショックでした。
大将につなげばなんとかなるが合言葉の様なうちのチーム。今後は大将になるべく負担を掛けないように3年生3人がもっと成長しなくてはと感じた次第です。先鋒を任されることも多い慎之介は、当然強力な4年生との対戦も多くなるので、そこに負けないぐらいの自分を作ってもらいたいです。
しかし、今回の主役は弟の凛之介でした。
洗心低学年Cチーム次鋒で出場。平均すれば2年生にも満たないぴよぴよチームは、参加して経験を得ることに価値があったはずですが、なんと3チームによる予選を突破してしまいました。
Cチームの主力となった2年生も、3年生Aチームの慎之介達と試合をすれば引き分けることすらまだまだ難しい状況ですが、いったん外に試合でいったなら、さすが洗心の2年生と感じます。3・4年生達にも果敢に挑んでいました。
それは凛之介も同様でした。試合運びの「運」もありましたが、予選2試合とも3・4年生相手に2本勝ち。おちびちゃんの凛之介が勝って来るとチームの志気もグーンと上がって、みんな絶好調の様な感じでした。
更に言えば決勝トーナメントに入ってもその勢いが止まりませんでした。凛之介が4年生相手にまたもや2本勝ちしてくると、チームも見事逆転勝利。まさかまさかの決勝トーナメント1回戦突破を果たしました。
大興奮のCチームのお母ちゃん達は、会場中にその声を響き渡らせていたでしょう(笑)。「もうちょっと抑えて!」と先生からも言われるほどだったみたいです。
しかし2回戦の相手はお兄ちゃんのいる洗心低学年Aチーム。さすがにケチョンパコンにやられてしまいました(笑)。オール2本負け、仕方がないです。
おい、Aチーム。Cチーム相手に全力で潰しに行く様は大人気ないぞ(笑)!
「愛知洗い人」 木村 照臣