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実は久々である。慎之介の試合を生観戦するのは昇龍旗以来の半年ぶりで、少しドキドキしました。最近不甲斐ない試合結果だったので、1~2回戦負けするのではと内心とても心配だったのです。
前回の第32回愛知県少年剣道個人選手権大会3年生男子の部にて、見事なまでに2回戦負けしてくれた悪夢と、更にその前の第20回瑞穂区剣道大会3~4年生の部でベスト4にも入れなかった悪夢が、今回も嫌な予感をさせる予感がしていたのです。
そして今回の中区の大会は、凛之介の誕生日プレゼントアップグレードのかけに、個人選手権大会優勝慎之介という最大の選択ミスを犯し、涙目のプレゼントになってしまった凛之介が余りにもかわいそうなので、泣きのもう1回も実施するという凛之介にとってこれ以上ない大切な大会でもあります。
慎之介がベスト4に入れば元の誕生日プレゼントに戻れます。しかし3~4年生の部なので組み合わせの運不運もあるかもしれませんが、そんなのは関係なしとの約束です。
目算上1回戦を勝ち上がれば2回戦では同じ小学校同じ学童に通っている4年生S君、3回戦では瑞穂区の大会で負けその後の個人選手権大会でも4年生男子の部にて3位になったO君、準々決勝では同門3年生M君、準決勝は同門無敵王者4年生K君と、素晴らしく難敵揃いの素敵な組み合わせです(笑)。この組み合わせを見て不安が的中した思いでした(爆)。
3回戦では目算上の対戦相手ではありませんでしたが、結果的には3位入賞を果たし、凛之介にとっては満足のいく結果でした。しかし、久々に試合を生観戦した私にとっては、とても不満の残る試合内容でした。正直慎之介はもう少し強いと思っていましたが、「全然大したことないな~。」との印象だったからです。
勝つにしてもスッキリと勝てない。気合が乗り切っていないし、ぼーとして「引き面」をこれほどまでに綺麗に決まるかというレベルで1本取られるし、とにかく動きが鈍い。お母ちゃんも「ここ最近で一番鈍かった。」と言っていました。
ちょっとだけ動きが良くなってきたのは、準々決勝の同門M君との試合からでしょうか。そうでなければM君に勝てる訳ありませんし、無敵王者太陽系チャンピオンK君には1本負けでしたが、それどころか2本秒殺負けだったでしょう。
何も考えずがむしゃらに向かって行ける相手なら慎之介らしさが出るのですが、同年代との試合になると、そのがむしゃらに向かって行く気持ちが薄れていると思います。それが動きの鈍さにもつながり、自分自身が乗り切れない原因にもなっている気がします。要は、相手に合わせた剣道になっているのではないかと思います。
その点、無敵王者銀河系チャンピオンK君はいつでも同じ剣道が出来ている印象を受けました。相手が誰かではなく、道場で教えてもらっている剣道を自分のものとし、それをいつでも出せる。こんなにいいお手本が近くにいるのですから、爪の垢でも煎じて飲ませてもらおうと思います(笑)。
そう言えば、いちよう慎之介が3位入賞し、凛之介の誕生日プレゼントが元に戻ることができたので、お兄ちゃんに「ありがとう!」って言ったらと聞いてみたら、
「けっ。」
とのことです。
慎之介は、凛之介から完全に信頼を失っています(笑)。
「愛知洗い人」 木村 照臣