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瑞穂小サッカー部の新人大会1回戦は1月15日に予定されていたが、慎之介は剣道の大会があるため試合には出られない予定でした。勝ち進めば試合に出られる機会もあるだろうと思っていた程度です。

 

しかし、15日は雪の影響で中止となり22日に順延。この22日は剣道の大会はなく、試合に行けるとなった慎之介の喜び様は、満面の笑みで表していました。

 

もちろん剣道も大好きで頑張っているがサッカーも大好きで、剣道の稽古と重ならない曜日なら全力で練習に参加している。

 

お陰様で、ゆっくり勉強出来る曜日が一日もありません(笑)。親の私も、小学生のうちはしょうがないかと諦めが入ってきました。とか言ってると中学生になっても・・・(笑)。

 

真剣に向き合っているのが剣道ならサッカーは趣味といった感じで、でも大好きな趣味であるがゆえに更に楽しそうな表情を浮かべる。まあ、スポーツ全般好きなのだと思います。

 

新人大会は5年生以下の男女の大会。8人制で20分ハーフの合計40分の試合時間で行われる。40分間で同点の場合はそのままPK戦での決着となる。選手交代は何度でもよく、しかも一度交代した選手の再交代も認められている。

 

瑞穂小サッカー部レギュラーは、5年生と4年生が半々ぐらいの構成のようだ。慎之介が話すには、4年生に6人ほどクラブサッカーに所属している子もいるらしく、その子達がやはり4年生であってもレギュラーに名を連ねるとのことだ。

 

慎之介も同じ4年生の中、レギュラーではないもののベンチ入りメンバーとしてユニフォームを貰える12名に入った。まだ他に5年生もいるであろう中、名誉なことでもあります。

 

鳴海小学校で行なわれた試合は11時キックオフ。早めの9時半頃現地に着けば、既に他のカードの試合が行われていた。先の2試合は8-1・4-1と差が付いた。1点でも取り返したチームの根性に感動したりもした。

 

小学校単位の試合は、残酷なほどに力の差が歴然としてしまう。ちょこっと練習を見ただけで、およそのレベルも分かる。瑞穂小もかなりのチームと見たが、1回戦の相手チームの高針小も互角かそれ以上のチームように感じた。

 

予想は当たり、前半は押されっぱなし。ボールキープしても、ハーフウェイを超えるのが精一杯。守備陣も踏ん張っていたが耐え切れずついに1失点。

 

失点後も流れが余りかわらないままの瑞穂小。まさかとは思ったが、顧問の先生がリザーブのメンバーに視線を向けいい放った。

 

「慎之介行くぞ~!」

 

前半も終了していない中、瑞穂小は動いた。慎之介をSBに入れ、そのSBをFWに上げた。完全に5年生よりも4年生の方が多い布陣となった。

 

そしてそのまま前半終了。0-1とリードを許す形で折り返しを迎える。

 

後半に入り瑞穂小は押されることが少なくなった。かと言っても決定的チャンスどころかいまだシュートすらゼロ。なかなかペナルティーエリアへの侵入を許してもらえない。

 

そんな中、相手チームはメンバー交代を行った。最小得点差での逃げ切りを計ったのかも知れない。しかし、そこから一気に瑞穂小に流れが来て、完全に押せ押せとなった。

 

コーナーキックからの惜しい場面、そしてその後の決定的チャンス。しかし、ベンチからは17分30秒の声。試合時間は残り2分30秒を切った。

 

SBの慎之介も相手陣内にまで上がり、ルーズボールにせりに行く。慎之介が競り合って、ヘディングで後ろにこぼれたボールをカバーに入った選手が前線へ放り込む。

 

ペナルティーエリア手前相手DFにボールが渡ったが、まだ足元にボールが収まっていないと見るやいなや、すかさずセンターFWが反応した。

 

それを予期していたかのように左FWはサイドを駆け上がる。センターFWがボールを奪えば、直ぐに視界の入る絶妙なポジションに左FWはいた。

 

ここでFW2人での綺麗なダイレクトワンツーが決まり、ペナルティーエリア真ん中に侵入したセンターFWに壁パスが戻ってくる。これをまたダイレクトでゴール右側に流し込んだ。

 

土壇場での同点ゴールに誰もが雄叫びを上げ、顧問の先生たちも派手なガッツポーズ。さらには抱き合いハグをする。

 

そしてPK戦をにらみ、慎之介は先に慎之介と交代した選手と再度メンバーチェンジ。

 

そのPK戦も激闘となった。PKは先行となった瑞穂小。サドンデスに入り一度外してピンチを迎えるが、GKがファインセーブ。

 

その後先行でPKを決め続けるも、プレッシャーの掛かる後攻相手チームも外さない。次の試合開始時間をも過ぎても決着つかず。

 

しかし最後はバーを叩いて悔しい敗戦となりました。PK戦13-14のスコアーは顧問の先生たちも経験がないほどの戦いとなったようです。

 

勝てばその日のうちに行われるはずだった午後からの2回戦。対戦相手となりそうな鳴海小もめっちゃ強そうでしたが、高針小はその2回戦も2-2のPK戦にて勝利したようです。

 

高針小サッカー部の皆さん、健闘をお祈りしております。

 

それにしても、応援団のお母さんたちは結構涙零していましたね。その気持ち分かります。私も同点ゴール時はぐっとこみ上げるものがありました。

 

正直、ワールドカップ日本代表のゴールが大したことなく思えました(笑)。

 

「愛知洗い人」木村 照臣

 

 

 

(株)木村クリーニング

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