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8月20・21日と、飛行機に乗って佐賀県へ遠征。慎之介にとって初めての九州となりました。と言っても、体育館とホテルにしか行っていないと思いますが・・・(笑)。

 

今大会は小学生の部なので、低学年の4年生慎之介にとって高学年との対戦はいつも厳しいものとなります。また剣道の本場と言われる九州での大会であるが故に、余計にそう感じたのも事実です。

 

最初佐賀に行くとなった時、また九州の佐賀県であった為に、

「えっ、Aチームの洗心だけでなく、Bチームの東院も行くの~?」

と、思わず心の叫び声が自然と口に出ました(笑)。

 

そして次に出た心の叫び声は・・・

「頼む!九州まで行って1回戦負けだけは・・・。」

と、慎之介に話していました(笑)。

 

とは言え、慎之介は1回戦で負けるとはこれっぽっちも思っていないようです。目標は高らかにベスト8と言っていました。この根拠のない自信が怖い(笑)。

 

地元愛知県内でも、小学生の部でベスト8は決して楽ではないのに、九州中の主たる強豪が集まる今大会でのベスト8は厳しすぎるのではと私は思っていましたが、そう簡単には負けないと考えていたのでしょうか。

 

佐賀に乗り込んだ当日は中学生の大会。韓国選抜も出場していて、とにかくスケール大きさを感じる今大会で、その韓国選抜をも破って洗心道場は優勝!

 

慎之介に頼まれて次の日にお母ちゃんは、大会記事が記載されている地元新聞を買って帰ってきました。今年なかなかビックタイトルに恵まれなかった主将H君の写真と喜びの声が載っていました。

 

慎之介もこの優勝は嬉しかったようです。

 

さて慎之介の本番は先鋒で出場です。4年・5年・4年・4年・6年の順で構成されている東院チームです。

 

普通小学生は2分の試合時間ですが、今大会は3分となっています。ここら辺も勝負の分かれ目に影響しそうです。

 

初戦から早速3分のアヤが出ます。微妙ですが、2分なら引き分けだったかも知れません。しかし残り1分で慎之介は2本取ってきました。初戦であるがゆえ慎重にいっている、そんな感じを受けました。動きもさほど多くはなかった感じです。

 

しかし、例え九州だとしても、2回戦(1回戦シード)を勝って臆することなく戦えたのか、3回戦・4回戦は意外とあっさり2本勝ちをしてきました。動きも1回戦と比べると断然よく見えましね。

 

さて5回戦。ここを勝てば慎之介の目標としていたベスト8です。東院チームがいた山の中の特別シードに位置するチームとの対戦です。対戦相手の試合を観ての印象は、「後ろは強い、前で勝たないと勝機は薄い!」とお母さん方は全員口を揃えていたようです。

 

要するに、このとても強い相手チームに対して、慎之介が勝利を上げられるかどうかが最大のポイントだということです。

 

試合が始まり開始早々の打ち合いは、さすがにスピードもあって強いとの印象を与える対戦相手でした。しかし、20秒過ぎぐらいに慎之介が「コテ」で1本奪取。

 

その後2分近くになって慎之介の良い攻めが2度3度続きましたが、ここでもう1本欲しかったです。そしてその少し後に1本返されました。

 

終わり間際にもいい「メン」を打っていましたが、決定打にはならず引き分け。全体的には慎之介が少し押し気味に展開していただけに、先に1本取っただけに、勝ちきれなかったの印象です。

 

でも、慎之介が言うには「2分なら勝っていた。」です(笑)。やはり3分は長く感じます。

 

次鋒以降も厳しい戦いのようでしたが、中堅M君が根性で1本勝ち。しかし、先の偵察通り後ろ2枚は強かったらしく逆転されてしまったそうです。

 

引き分けではなく、先鋒が勝たなければなかなか勝機を見いだせない状況で、慎之介が流れを作りきれなかったのが敗因となりました。

 

相手チームは、結局ベスト4まで勝ち上がっていきました。慎之介達にもチャンスがあっただけに、余計に悔しい敗戦となりました。

 

173チームの参加があった今大会。最終結果はベスト16でした。

 

でも今回の慎之介の試合内容は、前回の試合よりも「メン」が鋭くなった感じがします。「コテ」も良いタイミング打てていて、合計4本取っていまし、上半身のツッコミが更に小さくなった気がします。

 

あとはやはり構え姿勢ですかね。そこをキッチリ直せば、さらに鋭い打ちを出せると思います。

 

もう一つ、間合いの取り方もポイントのような気がします。安易に近間に入りすぎている感じがします。さっと前に出た瞬間に相手の打ちが飛んでくると、捌ききれず1本もらうような気がします。前回の試合も場面が違えど同じ状況での1本の様な気がします。

 

でも今は少しずつではありますが、変わろうとしている慎之介を感じています。ここ1ヶ月後ぐらいの慎之介を楽しみにしたいと思います。

 

「愛知洗い人」木村 照臣

(株)木村クリーニング

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