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洗心道場門下生による12月26日の冬季選手権大会。くじ運の左右は大きな割合を占める(笑)。それ故先生方は勝ち負けより1人1人内容を観ていると思います。

とは言え、3位になればメダルも賞状も貰えるとあって、子供達にとってくじ引きはとっても大切なのです(笑)。

2年生以下の部で出る年長凛之介が遠くから私を手招きします。何かと思えば…
「1回戦Kちゃんだから終わった。」
と、それが言いたかったようです(笑)。

案の定、二振りで二本負けしました。

3・4年生の部で出る3年生慎之介は、3年生ライバルとの試合が3試合続き、決勝で4年生K君に負けて準優勝でした。

今日はどうだったと聞けば
「明日は絶対勝つ!」
と見当違いな答えが帰ってきて、慎之介らしいと言えば慎之介らしいが(笑)。

その明日の大会が27日に行われた嘉章旗争奪第33回武徳館少年剣道大会。各年代別また男女別に別れて、各部門の愛知県チャンピオンを決める大会と言われております。

幼年1年生男子の部に出る年長凛之介はチャレンジ。半年前の県大会個人戦で惨敗した3年生慎之介はリベンジの大会です。

親としての大会前予想と展望は、
凛之介→ベスト8が目標でもしかしてメダルに手が届くか!
慎之介→とにかくベスト4まで勝ち進めば…
と思っておりました。

まずは凛之介。

初戦は勝ったものの、他の対戦相手の試合を観ていると強そうな幼年・1年生がごろごろいて、年長の凛之介が上位を狙うなど到底無理だと気付きました。

それでも凛之介の応援をしていた慎之介達が、
「2回戦の相手強いし立ち上がりメンを打ってくるから、そこを返しドオで行け!」
とアドバイスしたそうです。

素直な凛之介はいきなり返しドオをやっていました。

そしてそんな中なんとか勝ち進んで行けたのは、幼年1年生男子の会場でアドバイスと監督をしてくれていたO先生のおかげが100%でした。

各道場で鍛えられてきた強豪1年生達と比べれば身長をはじめどことなく見劣りするものの、持ち前の「ガッツ」で頑張り通し決勝まで駒を進めます。

決勝は延長に入り3分位経過したことろで、凛之介の「メン」が決まって優勝を決めました。本当にビックリしました。

強気の凛之介自信は優勝するつもりで挑んだ大会。ライバル達の強さに途中到底無理だと思われた優勝を、凛之介自身の頑張りと気持ちの強さが優勝をたぐり寄せた感じでした。

次は慎之介です。

立ち上がりが不安な慎之介。とにかく不安定な序盤をどんな形でもいいからきり抜けてベスト4まで勝ち進めば、同門は別としてあとは相手が誰であろうが関係ないと思っていました。

ここが勝負所と感じていた準々決勝。お互いの一打に審判の旗が割れましたが、慎之介に2本上がり何とかベスト4進出を決めました。旗が割れた場面ですが、相手の「コテ」はちゃんと捌いたから自信を持っていたそうです。

準決勝はやはり同門M君。前日も10分ぐらいの試合時間になりました。お互いに知り尽くしているだけに今回も試合時間は7分におよびまた。

決勝はY君。公式戦では初手合いです。実はY君家族とは間接的に保育園つながりで、お互いを知っている保育士さんが何人かいるのです。それ故、勝ち負けでなくお互いが決勝で対戦できたことを喜んでくれました。

結局慎之介が優勝した訳ですが、それを決めた一打は慎之介らしい一打でした。

「コテ・メン」の二段打ちなら普通ですが、
「メン・コテ」の二段打ちとでも言うのでしょうか、その「コテ」で決めました。

慎之介は、
「「メン」が決まらなかったけど相手が一歩下がって受けたから、咄嗟に「コテ」が打てると思って打った。」

上手く腕をたたんで打った「コテ」が1本になりました。打てそうな場所があれば形を考えずとにかく打つ。そんな一打が決まった感じです。

師範長がいつも口をすっぱくして言っている
「一撃で決められなかったら、2発3発と打っていかんか~!」
それが出来た場面かも知れません。

そして優勝を決めた慎之介と凛之介、そんな2人にはまだ3年生以下の優勝者トーナメント戦があります。しかし1回戦で兄弟対決となり、ちょいと複雑な気分。

さらにもっと複雑な気分にさせたのは慎之介。年長の凛之介から1本しか取れません。そして負けた凛之介は悔しくて泣いているし。勝てるはずもないのによく泣けるなと少し思ってしまいました(笑)。

勝ち上がった慎之介。2回戦は幼年1年生女子の優勝者。決勝は2年生男子の優勝者で、いずれも2本勝ち出来ました。とくに最後の決勝が今大会一番良い内容だったかも知れません。

とにかく3年生以下の優勝者トーナメント戦なので負けるとは思ってはいませんでしたが、大勢のギャラリーが観ている中、不甲斐ない内容ならどうしようとそのことばかり気になっていました。

お祖父ちゃんも応援に来てくれた中、慎と凛の優勝は私にとっても親孝行が出来た気分です。

慎之介・凛之介、今日という一日ありがとう!

「愛知洗い人」木村 照臣

 

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