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10月11日の朝6:00、運動会は1時間遅れで決行しますとの電話が入った。まだ雨が降っているのに本気かと思いながらも、横浜よりお爺ちゃんお婆ちゃんも来ているし、何より来週への延期は予定がブッキングするしで、実は大変ありがたい判断でした。

運動会準備のお手伝いをかって出ていた私は、早めに瑞穂公園に行きました。水たまりをちりとりですくってはバケツに移して捨てに行く。何十回繰り返したことか。でも不思議と子供達の為と思うと文句の1つも出ず体が動くのです(笑)。

こすもす保育園の運動会は、年長クラスの「かぶら組」の為にやると言っても過言ではないほど。何より赤白対抗リレーとメインの竹馬乗りが見所だ。

リレーは誰が何番目に走るかで議論が炸裂する。アンカーをやりたい人やスタートは誰に任せるかなど。何度か練習するうちに、負ける側はどうしたら勝てるのかと子供会議が開かれる。とにかく子供達だけで話し合い、子供達だけで結論を出させるところに意義を見出している保育園側は、仲介役に徹している感じです。

月齢も早い方なので、その点に関しても有利なのですが、やはり凛之介はクラスでいちにを争う程足が速いらしい。ただもう1人アンカーをやりたいと言っている子がいたのだが、話し合いの結果、凛之介がアンカーを譲ったらしい。

本番においては、ちょっとしたアクシデントで凛之介のチームの白組が勝ち。リレーが勝負になっていなかったので、もう1回やりたいと凛之介はいつまででも言っておりました。

勝ったから良しではなく、もう1回やりたいと言っている保育園では優等生(笑)の凛之介の態度は、相手チームの気持ちを考えてのことで、親としてとても嬉しくなる発言でした。ついでに、家でも優等生でいてくれたらもっと嬉しいのですが(笑)。

生後2ヶ月から受け入れをしているこすもす保育園、凛之介は生後9ヶ月からお世話になっております。ハイハイの頃からを思えば、今の成長ぶりに昔のことが走馬灯の様に思い出されます。それはどの親にとっても同じ想いでしょう。こすもす保育園の運動会はそのような場でもあり、それがメインの種目「竹馬」でもあります。

4ヶ月前ぐらいから竹馬の練習が始まります。取り組みの方の真剣度は人それぞれですが、運動会間近となれば話は別です。自分の決めた目標の高さで安定して乗れるまで、猛特訓が続きます。

とにかく自分が乗れるようになったからそれで良しなのではありません。クラスの全員が乗れるようになって初めて成功であることをみんなが知っています。

誰もが足の親指と人差し指の間の皮を剥いています。そんな中でも頑張る子供達には、いろいろな感動的なエピソードが生まれます。

クラスに一体感が生まれそれぞれの子供達に、「助け合い」「励まし合い」「友情」「支え合い」「頑張る気持ち」「諦めない気持ち」、とにかく小さい頃から植え付けてきた人として一番大事なものの種が、ここで心に芽を出し葉をつけます。

そんな子供達の頑張りを知っているからこそ、運動会の種目「竹馬」は涙なしでは見られません。さらには、子供達がそれぞれに竹馬を披露している時、園長先生が涙ながらに1人1人のエピソードを語ってくれます。

はっきり言って、これは反則です。泣きたくなくても涙が出てきます。

ゴール間近、自分の身長より高い高さの竹馬で目の前を通る凛之介は、真剣な表情のままゴール。そしてその真剣な表情を崩さないまま、後からくるクラスのみんなの応援をしておりました。

保育園は幼稚園とは違って、「しつけ」みたいなことはあまりやりません。子供によっては朝早くから夜まで親と離れ離れになります。それ故、とにかく保育園で楽しく過ごせることに重点を置いています。

しかしながらこすもす保育園はそんな中でも、子供の心の成長にはとても気を配ってくれています。この運動会を見ていただくだけでも十分理解できることでしょう。

そんなこんなの涙涙の午前中が終わると、午後からは親たちの出番です。

障害物リレーにて保育園生活最後の運動会。さざんか保育園から系列のこすもす保育園に移ってからは、二人三脚一筋6年目。毎回3位以内に入賞はするのですが、今だに優勝は無し。有終の美を飾るため、今まで以上に気合を入れて頑張りました。

「飴玉探し」「二人三脚」「天狗下駄」「竹馬」「借り物」の順でリレーしていきます。
3チームによる予選を1位通過。4チームによる決勝では、先にいたチームを二人三脚ながら強引に白線の内側(凛之介曰くギリギリセーフ(笑))をついて抜き去り1位に躍り出ると、そのまま1位をキープして見事優勝!1位1位の完全制覇です。

子供たちの大声援に何度もガッツポーズで応え、親の威厳を見せつけてやりました。子供達、これかはもっと親を尊敬の眼差しで見るように(笑)。

中華料理屋さんに集まり、総勢数十名になるであろう夜の打ち上げは、たいへん盛り上がったことは言うまでもありません。

「愛知洗い人」 木村 照臣

(株)木村クリーニング

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