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只今、スーパーバロー瑞穂店が改装のため休業中です。当然そこのインショップの木村クリーニングバロー瑞穂店もお休みってな訳で、日・月・火と普通ではありえない日程でキャンプに行ってきました。

民家すらほとんど見かけなくなった凸凹くねくね山道を30分も走れば、さすがにナビゲーションシステムは本当に大丈夫かと疑いたくもなる。ただ時折すれ違う対向車の存在が、この先に何かあるかも知れないと希望を持たせてくれる。

県民の森まで12Kmの看板を見つけたとき、心の中で「よし!」と叫んでいた自分がいました。人間、最後の最後に信用できるのはデジタルではなくアナログなのだと確信した次第です(笑)。

そんな看板が出始めた頃には、車のエアコンよりも窓を開けた空気がとても気持ちいい環境でした。下界のうだる様な暑さと比べれば、正にここは天界。10度は低いであろう気温、1700m近い標高はだてではありません。

目的地に到着したら早速テント張りです。いろいろなキャンプ道具のセッティングを整えるたびに、みんなのテンションも上がって行きます。もう少したてば、嫁さんのご両親と弟家族も到着します。

炭火で焼いている食材の香ばしい香りをおかずに、この様な環境の中、お日様がまだ明るいうちに飲むお酒は格別らしく、非日常的な世界に気分はさらにハイになっていくようです。お酒の飲めない私は、ひたすら焼き係をしておりました(涙)。

ただここはハエがめちゃくちゃ多い。これさえなければ最高なのだが…。今までいろんなキャンプ場に行ったが、こんなことは初めてです。しかし、これも環境が豊かな証拠。あらゆるものを土に返す、そんな生き物の需要がたくさんある証拠なのでしょう。

夜になれば、そこには深い深い闇が広がるだけ。あらゆる化物が出て来たとしても説明がつくほどです。ランタンの明かりすら闇に消えていきます。でもそんな雰囲気すらキャンプの楽しみの1つ。耳を澄ましていろいろな森の声を聞いていれば、動物や虫さん達の世界に私達がお邪魔させてもらっていることに気づきます。

「謙虚に、謙虚に生きよう!」、いつも欲の塊の自分たちがちっぽけに感じる場所でもあります。

朝の5:30になれば、いつもはなかなか起きない子供たちがこの時ばかりはと起きてきます。目を開けた瞬間、すでにテンションはMAX状態。

アスレチック・バトミントン・魚の手づかみ・ハイキング、とにかくやりたいことが一杯。バーベキュー・焼きそば・ホットドック・カレーライス・おにぎりと、お腹がすけばそれらをほおばり、また何処かへと子供達は消えていきます。そんな子供の姿を見ているのも、親・お爺ちゃんお婆ちゃん達の幸せでもあります。

最終日には川遊び。そして、14時すぎには帰路へとつきました。

今まで天界にいた私たちにとって下界の暑いこと暑いこと。一気に現実の世界へ引き戻らされた感じです。文明の力の副作用は決して少なくないと感じる瞬間でもありました。

そんなことを考えている私よりも、もっと過酷な運命にあるのは実は子供達。14時すぎに帰路についた理由は、18時までには道場に到着して、剣道の稽古に出るためです。下界よりも暑い地獄の道場内(笑)は、疲れている最中さらにしんどかった事でしょう。

キャンプ場では慎之介の全国大会出場の話でも盛り上がり、来年はさらに上を目指そうと話していた中、やはり出来るだけ稽古には出ようと思った次第です。

当たり前の様に稽古に参加した慎之介と凛之介、改めて自分の子供ながら大した奴だと思ったのでした。

「愛知洗い人」 木村 照臣

 

(株)木村クリーニング

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