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暦も4月となれば期も変わる。洗心道場の期の始まりは武道館予選(全国大会)に挑むメンバー発表からだった。3年生になった慎之介は光雲剣友会(洗心Cチーム)次鋒で出ることとなった。

3年生3人、4年生1人、6年生1人の構成だ。まだ3年生の慎之介にとって、全国大会の言葉に現実味がわかないが、本人は予選突破する気マンマンだ。当然格上の相手にして戦わなければならないが、第22回NTTグループ東海少年剣道大会で高学年との試合もかなりやれると自信をつけたようだ。

愛知県剣道道場連盟研修会が行われた4月4日は、全国大会予選の組み合わせ抽選会、合同稽古、練習試合のスケジュール。慎之介は練習試合で、2本勝ちを2試合とも収めていたが、同時に先生からは「歩いているか走っているかじゃなくて、すり足をしろ。」「ちゃんばらをやめろ。」と、きっちり課題も頂戴した(笑)。

実は光雲剣友会にとって、最悪の抽選結果であった。初戦から超強豪道場との対戦。仮に勝ったとしても次はシードの東院剣友会(洗心Bチーム)との対戦で、先の展望が開けない状態だ。だが敗者復活もあるみたいなので、そこに一部ののぞみを賭けるしかない、そんな状況である

何日か前まで、やる気マンマンだった「予選突破」が「予選木っ端・微塵」に変わっている(笑)。その気持ち分からなくでもないが、私は家でこう慎之介に話かけた。

「6年生O君の為にも武道館予選を突破したいね。だから、例え3年生だとしても慎之介は頑張らないと。」

素直にこの意見に同意した慎之介は、私の言葉を繰り返すように言った。

「O君の為にも自分が頑張る。」

ただ勝ちたいとか自分の為とかではなく、他の人の気持ちも考えて直ぐに同意してくれた慎之介の気持ちが素直に親として嬉しかった。武道館予選は4月末だ。

4月12日に行われる第4回洗心道場錬成会のメンバー発表もあった。慎之介は洗心道場低学年Aチーム先鋒だ。去年はCチームだったので2回級特進ってとこだが、単に新4年生が2人しかいないので、3年生から選ばざるおえなかったのも事実だ。だとしても、洗心道場においてAチームの意味は重い。

一方、年長になった凛之介だが、ぞくぞくと試合の日程が決まっていく。

武道館予選と同日同場所で行われる若鯱錬成大会に、団体戦の先鋒で出ることになった。さらには、名古屋市瑞穂区剣道大会の個人戦2年生以下の部にも挑む。試合が終わったあと、みんなに迷惑を掛けずにちゃんとしていられるかを考えると、ちょっと恐ろしい(笑)。それから、洗心道場錬成会も低学年Cチーム先鋒で出ますので、心優しい道場の皆様よろしく対戦をお願いしたいと思います。

そんなこんなで色々なことが決まってくると兄弟共に気合が入ってきたのか、最近は毎晩寝る前に「ビデオ(洗心道場ユーチューブ)を1試合だけ。」が口癖。22時近くになってもそんな事を言うから、お母ちゃんの頭から湯気と角が出てきています。今仕事がめちゃくちゃ忙しいので、早く就寝して疲れを取りたいのですが、子供には全く関係のないことらしい(笑)。

「愛知洗い人」 木村 照臣

(株)木村クリーニング

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