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先週土曜日は、慎之介にとって2年生最後の試合となった。2年生4人と大将に4年生を据えて、洗心道場Dチーム中堅として出場した。小学生の部しかないので、高学年の編成チームと当たれば1回戦負けは必至の状態だが、その必至状態のオール6年生チームが初戦となった。きっと我がDチームに、日頃の行いの悪い奴がいるに違いない。もちろん、うちの息子が最有力だ(笑)。ひょっとしたらNTTの大会であるがゆえに、ソフトバンクの携帯を使っている私のせい?(爆)

相手チームは○○Aと付いていた。当然AがあればBもあり、「なぜそんな強いところと」と思うのは自然のこと。主催者様、せめて1回戦ぐらいC対Dとかでお願いしますよ~(笑)。

試合が始まる。
先鋒N君、おしくも1本負け。
次鋒M君、引き分け。
一番剣道歴の浅いM君の引き分けは、その後の選手に勇気を与えたのではないだろうか。

そして中堅慎之介、なんと2本勝ち。

最近タイミング良く打てるようになった「デコテ」で一本。さらに試合再開直後に打ってきた「メン」を冷静に「返しメン」で一本。正直ビックリした。

さらに副将M君、負けじと1本勝ち。
こうなれば大将戦は1本負けでも本数差でチームの勝利になる。4年生大将は体も大きく最近めきめき力をつけてきて、県内4年生の中でも、もはやトップクラスの実力を持っていると私は感じているので、やってくれるのではと思っていた。
しかし大将M君、悔しい2本負け。
やはりオール6年生チームの大将、背も高くスピードもありとても強かった。
しかし、まだチームが負けたわけではなく、勝ち負け本数が同じなので代表戦となった。

普通は大将対大将なのだろうが先ほど2本負けをしていたので、慎之介が代表戦に出ることとなった。やぶれかぶれ・当たって砕けろ・いちかばちか・神風特攻隊、それら全ての表現がピタリとはまる。だいたい、背の高さの違いは大人と子供ぐらいの違いがあり、スピード・パワーも当然段違い。なにか追い風でもなければ勝つことは不可能に近いが、なにせここは閉ざされた体育館の中、無風である(笑)。

試合が始まる。意外と相手の攻撃を上手くさばいていたし、自分のタイミングで攻めていける場面もあった。こんな小さい子では、相手も逆にやりにくかったと思う。そして1分たったぐらいのところで、慎之介がいい「コテ」を打って会場が湧いた。そして振り返り間合いを詰め、竹刀を振り上げ相手の手元が上がった瞬間、軌道修正するかのように「コテ」を放ち炸裂させる。1本旗が上がったが、惜しくも2本目が上がらず(やはり無風だった(笑)。)

しかし、先の一打で「もしかしたら」の雰囲気が漂うと、そこからはチームのお母ちゃん達のボルテージもMAXとなり、周りで応援してくれていた同門生や父母さんの応援・拍手も、頻繁にビデオがその音声を拾っていた。

その後も相手にぶつかって行っては何度も吹っ飛ばされ、それでも負けじと大奮戦していたが、最後は振り返りざまの「相メン」で相手に旗が3本上がった。その瞬間の慎之介が少し天上を見上げる様が印象的だった。そして、代表戦を戦ったこの約2分20秒の時間は、慎之介にとって貴重な体験となった。

2年生最後にふさわしい試合、そして内容だっと思う。だが、決めれる時に決められなかった、そういうことでもある。もっと技を磨かなければ。

「愛知洗い人」 木村 照臣

(株)木村クリーニング

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